早朝の地震で目が覚め、なんだかそのまま眠れず、窓の外をみたら雪景色。⛄

今日は、降ったり止んだりなので、予定を変更して、毛布に包まりながら、パソコンに向かっています。




歳のせいでしょうか?最近ますます、根気、集中力がなくなってきた気がします。

ブログの記事を最後まで仕上げることができず、下書きは溜まる一方です。

少し更新をサボると、言葉が浮かばないようになり、キーボードを打つ手は止まります。

若い頃は、力ずくで?遅れを取り戻せていたと思うのですが。

あぁ、いやですね。😖

いろんなところが弱ってくるのか、一気には出来ず、毎日毎日の少しずつの積み重ねの大切さを実感することが多くなりました。




2021年2月16日、夫が抗がん剤治療を始めてから100日になりました。


始まる前は言わずもがな、治療が始まってからも、「今のように過ごせる日は、この先あと何日残っているのだろう……。」

と考えてしまうことがあります。

がんと宣告されたり、家族ががんと宣告されたら、同じように残りの日にちをつい考えてしまうのはきっと私だけではないでしょう。

ありがたいことに、たくさんの先輩方、お医者さまが文章や動画に記録してくださっているので、それを参考にして気持ちの整理をしています。


ご自身も希少がんGIST患者でもある緩和医の大橋洋平先生がおっしゃった言葉にハッとしました。



それから1週間凹んでいる間に、こう考えるようになった。余命が分かればそれに合わせて後悔無きよう時間を送れるという人もいよう。それが半年よりも1年・3年となればなおさらいい。しかし、たとえ余命3年(約1000日)と言われても、一日一日と生きればそれは999、998、997…と確実に減っていく。これがとっても寂しい。

 

そこで私は、これからではなく今日まで生きたことに目を向けようと考えた。これならば一日一日と増えていく。病が進んでいようが、体が弱っていようが、どんな状況であれ。これで気が楽になれる。生きた日数を足す「足し算命」を始めた。めちゃくちゃ凹んだあの日、肝臓転移が分かった2019年4月8日をスタート第1日とした。 


 

「足し算命」……

思い返せば、この半年間、私は、毎日毎日カウントして残りがどんどん少なくなっていくような焦りを感じていました。

治療がうまくいくかどうかが心配で、うまくいっていれば先のことが心配で。絶望と希望の合間を行ったり来たり。


そうか。引くんじゃなくて、足していけばいいんだ。

大橋先生風に言えば、夫は「足し算命100」です。


ありがたいことに、この100日間、薬の副作用も軽く、痛みもない日々を過ごしてきました。この先、何か起こるかもしれませんが、それを今不安になる必要はありません。


今日を生き延びれたという1の積み重ねのカウントを重ねていけばいいのです。

がんであってもなくても、それは私も、同じことなのだと思います。

ついつい、不安の数を数えてしまいがちな私ですが、そんな時は、先生の言葉「足し算命」を思い出すことにしましょう。


それでは、またね。チョークディナカー



がんを生きる緩和ケア医が答える命の質問58 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2020/9/16



緩和ケア医が、がんになって (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2019/8/21